髭脱毛でも痛くないメディオスターのメカニズムと他のレーザー脱毛機との比較
メディオスターNext Pro
メディオスターは最新の痛くない脱毛機といわれています。現在日本に流通しているメディオスターはメディオスターNextProと呼ばれるもので、クリニックによってはHAYABUSA(ハヤブサ)とも呼びますし、蓄熱式脱毛とも呼ばれています。
メディオスターはドイツ製のレーザー脱毛機でレーザーの種類としてはダイオードーレーザーです。
ただし、今までのライトシェアなどのダイオードーレーザーとは違い、低出力でも脱毛効果が出るため、髭脱毛や痛みの強い部分への脱毛施術に選ばれています。
大きな特徴としては、今までのレーザー脱毛とターゲットが違うこと、熱エネルギーが低くても(出力=ジュール数が低くても)脱毛効果が得られるということです。
メディオスターの脱毛と他の脱毛機の違い
メディオスターの脱毛はまず、出力するレーザーのターゲットが違います。
今までのレーザー脱毛が毛乳頭を殺傷して、毛を生えなくさせたのに対し、メディオスターは、毛の生える元となる組織にダメージを与えて、毛を生えなくさせます。
その組織をバルジ領域といいますが、バルジ領域に対してはメラニンをターゲットとして照射されるわけではないので、痛みも最小限に抑えられ、肌の組織自体の炎症も今までのレーザーと違い受けにくくなっています。
そのため、泥棒ひげにもならず、術後の肌の赤みも他の脱毛機に比べて出にくいのです。術後の肌の腫れや赤みが出る人にはメディオスターがその悩みを解決してくれることでしょう。
メディオスターの施術は今までとここが違う!
メディオスターはジェルの塗布が必要な脱毛機です。メディオスターは照射口のすぐ下に肌を冷やすための冷却装置がついていて、その冷却装置で肌の表面を冷やしながら、スライドさせるようにハンドピースを動かして照射をしていきます。
ゴリラクリニックの新宿院、院長曰く、『メディオスターは低温調理。』料理でいえば、コトコト煮るように何回かハンドピースを往復して熱を加えていく、アイロンをかけるのと同じで動かさないで置くと熱が加わりすぎるので滑らすように照射口を動かして照射していくことで、十分な熱エネルギーがバルジ領域に加わり毛が生えてこなくなるのだといってました。
メディオスターでの髭脱毛の様子【動画】
湘南美容外科レーザー院でのメディオスターでの脱毛の様子です。ゴリラクリニックでもメディオスターが導入され、これから導入されるクリニックが増えることは確実なメディオスター。
メディオスターはジェルの塗布が必要ですが、照射自体はダイオードーレーザーのライトシェアやアレキサンドライトレーザーのジェントルレーズに比べると痛みはほとんど感じません。
メディオスターの施術は今までとここが違う!
メディオスターという脱毛機は新しくて、導入しているクリニックが東京でも数少なく、全国でもまだアレキサンドライトレーザーのジェントルレーズやジェントルマックス、ダイオードーレーザーのライトシェアに比べるとマイナーな機械です。
とはいえ、メディオスターのレーザーの種類はダイオードーレーザーで、ライトシェアと違うのはターゲットとする皮下組織の違いです。今までのレーザーは毛乳頭や毛根組織を殺傷していましたが、メディオスターはバルジ領域という部位がターゲットです。
バルジ領域とは、毛を生えさせる指令を出す組織。バルジ領域が毛を生やす指令を出している組織であり、その指令が出ると毛乳頭から毛が生えます。
そのため今までのダイオードーレーザー脱毛のライトシェアやアレキサンドライトレーザーのジェントルレーズと違い、メラニン色素をターゲットとしていないので色黒の人や日焼けしている人でも脱毛ができます。
バルジ領域をターゲットとする脱毛を例えると今までは田んぼに生えた雑草(毛)を根っこから取り除くことで雑草(毛)が生えないようにしていたところ、今度はそれ以前の雑草になるまえの種を田んぼに植えないように阻止するといったイメージです。
なので、田んぼに生えてしまった雑草を処理するよりも少ないエネルギーで毛を生えなくすることができるというのがメディオスターの脱毛の仕組みです。
メディオスターのハンドピース
メディオスターの照射口にはマイナス2度に冷やされた冷却装置が付属しており、肌表面を冷やしつつ、滑らせるように照射をするのが特徴です。そのためハンドピースを肌に当てただけでけっこうひんやり冷たい!とう感じがあります。
メディオスターのジュール数
メディオスターでのヒゲ脱毛の平均出力は5~8ジュール。多くのクリニックがヒゲに対しては初回は5ジュール。ヒゲでも一番痛みが強い鼻下や口周りは出力が低め、痛みがあまり感じない毛の密度の低い頬や首は出力を上げるなど、部位や肌の質や肌の色などによって患者さんに応じてジュール数は変わります。ヒゲ脱毛を受ける人でレーザーのジュール数を気にする人が多いですが、レーザーの種類や照射スポットの大きさの設定なども影響するため、何ジュールという設定が他のクリニックと一緒の出力とは限らないそうです。
メディオスターのデメリット
ここまでメディオスターでのヒゲ脱毛のメリットばかりを紹介してきましたが、メディオスターのデメリットと思われるのは、メディオスターはジェルを塗っての照射のため、アレキサンドライトレーザーよりは施術時間が少し長く感じるかもしれないことです。
またアレキサンドライトレーザーやライトシェアのように後日ポロポロとヒゲが抜け落ちるという現象がないため、手応えは実感しにくいというのがあります。
とはいえ、メディオスターは日焼している人でもできること(※日焼け直後の炎症がある状態はNG)、痛みというストレスがほぼないのは大きいです。
メディオスターでのヒゲ脱毛の経過
メディオスターでのヒゲ脱毛口周り、顎、顎下の経過写真です。6回程度の減り具合はこんな感じ。ヒゲの元々の密度や濃さ、しぶとさもありますが、通う間隔や期間によっても経過は個人差が大きくあります。
現在湘南美容クリニックではヒゲ脱毛での医療脱毛機の選択はできないため、メディオスターでヒゲ脱毛をするならゴリラクリニックがおすすめです。
メディオスター脱毛ならゴリラクリニック
ゴリラクリニックでのメディオスター脱毛はヒゲ以外の部位にも対応しています。ゴリラクリニックは2020年2月現在、18医院あり、すべての医院にメディオスターが導入されています。 そのためメディオスターの指定も可能。医院間移動も可能となっているため痛いヒゲ脱毛が嫌だと言う人にはゴリラクリニックがいいと思います。
湘南美容クリニックではメディオスターは全医院対応ではないです。ゴリラクリニックは湘南美容クリニックよりも少し高く感じますが、3年間通った後は100円で通えるヒゲ脱毛完了コースがあるため、6万円~8万円程度で完璧にヒゲ脱毛を終わらせたいという人に向いています。
ゴリラクリニックのヒゲ脱毛の範囲
写真は顔下全体のヒゲ脱毛時の範囲のマークアップをした状態です。ゴリラクリニックのヒゲ脱毛の範囲は顔下全体と口周り+顎+顎下のプランがあり、ヒゲ全体をなくしたい場合は約12~15万円程度かかります。笑気麻酔や表皮麻酔クリームを利用する場合、その都度料金が発生します。ゴリラクリニックは男性専門院なので、男性しか通っていません。
他人の目が気になる人や、ヒゲ脱毛の痛みが気になる人、メディオスターでの脱毛にこだわる人に選ばれています。
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